あなたはしっかり眠れていますか!?

- update更新日 : 2022年04月27日
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日本人は万年睡眠不足という事実

日本人の平均睡眠時間は6時間22分で、世界的に見て最も睡眠時間が短いというのをご存知でしょうか。しかも日本人の3割はショートスリパーと言われる睡眠6時間以下だそうです。

この睡眠不足状態が慢性的に増大すると、肉体的・精神的に大きな影響を及ぼし、精神的ストレス、免疫システムの弱化、体重増加、認知機能の障害、気分の変動、血圧の上昇、事故増加のリスク、慢性疾患のリスクなどに繋がります。

また質の良い睡眠を妨げるいびきですが、このいびきが睡眠不足により引き起こされてる方もいるそうです。いびきが睡眠不足の原因では無く、睡眠不足がいびきの原因という事です。

いびき

良い睡眠とは

量の不足を質で賄える(まかなえる)!?

睡眠時間が短くても睡眠の質が良ければ、量を質で賄える部分もあると思います。ですが残念な事に下グラフの様に全ての年代で半数以上の方が『不眠症』または『不眠の疑いがある』に含まれており日本人の多くが睡眠の質も良くない傾向にある様です。

安眠のポイントは体内リズム!?

人が毎日生活を送れているのは、体が必要に応じて自律神経、体温、ホルモン、脳波などをコントロールをしてくれているからです。

下記グラフの様に、自律神経の波、体温の波、ホルモン分泌の波、脳波など人は1日24時間の中で、毎日同じようなリズムで波をうって生活を送っています。この波のリズムが崩れた時が体調を崩す時なのです。

 

体内リズムを整えて毎日『快眠生活!!』

『快眠生活』を手に入れる生活とは!?

当たり前の事ですが、体内リズムを整える為には毎日を同じようなルーティンで生活を送る事が基本の「き」になってきます。

夜勤のあるお仕事だったり、育児などによりどうしても毎日同じルーティンで生活を送れない方もいらっしゃいます。その様な方も『朝日を5分浴びる事でメラトニン(睡眠ホルモン)リズムを整える』『目を閉じて深呼吸をする事でリラックスして、自律神経リズムを整える』など体内リズムを整えるのに効果的な方法もあるので、生活に取り入れる事で、体内リズムを安定化させる事に繋がります。

鍼灸による『快眠生活』

不眠症の方にも鍼が効果的!

2016年オーストラリアと中国の大学で行われた「不眠症の人の睡眠の質のための鍼治療」として、不眠症の方に『薬』と『鍼(はり)』でどちらが効果的かという比較研究が行われています。この比較研究の結果は『鍼(はり)』が『薬』より94%効果的であるとの結果が出ています。

【ノンレム睡眠=副交感神経】【レム睡眠=交感神経】

睡眠の質に関してよく聞くのが「レム睡眠」「ノンレム睡眠」という言葉ですが、簡単に言うと『レム睡眠=浅い睡眠』『レム睡眠=深い睡眠』といわれています。

  ノンレム睡眠 レム睡眠
眠りの深さ 深い 浅い
休んでいるのは 身体

自律神経系

副交感神経優位
(リラックス)
交感神経活動がみられる
(不安的)
単純な夢/覚えていない 複雑な夢/覚えている
脳波 Θ波、δ波 α波

レム睡眠とノンレム睡眠ですが、1回の睡眠中に90分毎の周期リズムで『深いノンレム睡眠』と『浅いレム睡眠』とを繰り返しています。

睡眠の質が悪くなるのは、このノンレム睡眠とレム睡眠の周期リズムが狂ったり、深い睡眠状態(ノンレム睡眠状態)になれないのが原因です。そして、そこに大きく関わるのが自律神経です。

鍼による『快眠睡眠生活』

ノンレム睡眠とレム睡眠の周期リズムに大きく関わっているのが自律神経ですが、この自律神経調整は鍼(はり)施術が最も得意とする分野です。自律神経を整える事で睡眠の周期リズムも安定し、しっかりと深い睡眠が取れる状態に変わっていけます。

不眠症まで行かずとも「夜中に目が覚める」「寝つきが悪い」「朝の目覚めが悪い」方など睡眠に不満を感じている方にとっては、鍼で効果を大いに感じて頂けると思います。

快適睡眠生活を手に入れたい方は、鍼の効果を一度感じて頂けたらと思います。