看護師の『腰痛』『肩こり』 〜職業別輝く身体作りシリーズ1〜

看護師腰痛

当院に来られる中で、特に多い症状が『腰痛』『肩こり』です。仕事をしている多くの方が多少なりとも痛み・違和感・重く感じる症状等あるのでは無いでしょうか。その『腰痛』『肩こり』ですが、職業病といえるくらい来院率の高い職業があります。その来院率の高い職業別に原因・予防術・鍼灸による対処法をお伝えしていきます。

今回はその職業別で一番来院率が高い『看護師』の仕事内容と『腰痛』『肩こり』の関係性をお伝えします。

看護師の4人に1人は、辛い痛みを我慢しながらの仕事

公益財団法人日本医療総合研究所・ 看護問題プロジェクトチーム調べによると、看護職員の離職率は毎年10%ほど(2008~2010)数にすると12万5000人にも及ぶとの事です。その主な理由が『慢性疲労』や『筋骨格系障害の関与』などというものです。

看護師腰痛データ(グラフ1)

グラフのように特に肩や腰の症状を感じる方が多く、看護師になってから腰痛が発症したという方は8割以上です。その為、20代でも半分以上の方で腰痛が発症しています。

看護師に腰痛・肩こりが起こる原因

1.夜勤による体内リズムの変化

麻夜   「人間の概日温度リズムの位相と振幅の個人差」参照(グラフ2)

朝型生活と夜型生活を比べた研究があり、この2つを比べたら睡眠が最も深くなる最低体温の時間が約2時間違うというものでした。言わば夜勤の度に体内リズムが2時間ズレるという事が考えられます。

このズレを年単位などの積み重ねで考えたら、崩れた体内リズムを簡単には修正できず自律神経などにも影響して睡眠の質も悪くなるのに繋がっていくとう負の連鎖または疲労の蓄積が考えられます。

2.激務による肉体疲労

(グラフ1)でも分かりますが看護師の8割以上の方が体のどこかに痛みを抱えながら仕事をされています。
点滴や注射、食事・排泄の補助、患者移送、検温や入浴の介助、体位交換、記録、巡回、ベッドメイキング、患者の症状把握など業務内容が多い上に肉体労働も多数あり、肉体的疲労から身体的痛みに繋がるのが分かります。

3.責任ある仕事での精神的ストレス

van看護系研究者の観察ノート参照(グラフ3)

上のグラフは看護師のバーンアウト数をグラフにしたものです。バーンアウトとは燃え尽き症候群とも言い、肉体的・身体的疲労によって時には仕事を辞める方までいる症状で、厚生労働省のe-ヘルスネットでも紹介されているほど日本全体の問題の一つでもあります。

『人助け』『人の為に』という気持ちが強く看護師という仕事に就かれた方が多いからかもしれませんが、日々の責任感やプレッシャーなどにより気力・体力を失い、その影響で全てのものに対して意欲が無くなってしまう燃え尽き症候群となってしまうのかもしれません。

『鍼』で腰痛・肩凝り痛み解消

1.『鍼』で体内リズムを整える

体内リズムが乱れて大きな影響を受けるのが睡眠ホルモンといわれるメラトニン分泌です。脳の松果体から分泌されるメラトニンですが体内リズムが乱れる事で分泌量が減り、その影響で不眠症、月経障害、集中力低下、イラつき等の症状へも繋がっていきます。

そのメラトニン分泌減少に対して鍼が効果的という研究が2004年カナダにて行われました。
「鍼治療はメラトニン分泌を増加させ不眠症と不安を軽減」という研究で、鍼がメラトニン分泌に効果的で不眠症改善にも効果があるというものです。

毎日を元気に過ごすためには、体を休める睡眠が重要です。その為に体内リズムを整えて、しっかりメラトニン分泌できる状態で過ごすことが大切になってきます。夜勤で体内リズムが乱れがちな方も、研究発表の様に鍼でメラトニン分泌を促すことで元気な状態を維持する事が出来ると思います。

2.『鍼』で肉体疲労の改善

2019年中国で発表された「慢性疲労症候群の鍼治療」によると、疲労に対して鍼は効果的と科学的にも証明されている様です。(※ここでは漢方薬より効果的と書かれています)

鍼が疲労に対して効果的に働く部分は色々ありますが、鍼により筋肉の柔軟性が増し血流が改善される事が一番だと思います。血流が改善され代謝が上がり、疲労物質が排出される事で体が軽くなり元気な状態になれます。やはり元気な状態とは、基本的な部分である血の巡りが良い状態です。

3.『鍼』で抗ストレス

抗ストレスに役立つホルモンとして、幸せホルモンといわれる『オキシトシン』があります。オキシトシンが分泌される事でストレスに強い状態になれると言われており、そのオキシトシン分泌に鍼が効果的とも言われています。

幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されやすくストレスに強い状態(体質)でいる事は、責任ある仕事をされる看護師にとってとても重要な事だと思います。

幸せのもり整体院の鍼で、溢れるくらいに幸せホルモン(オキシトシン)を分泌して頂き、仕事もプライベートも充実する身体になってもらえればと思います。

同じ医療人として、看護師の方々を当院の施術で肉体的・精神的疲労から解放されて活き活きと職場で活躍できるサポートを今後もして参ります。

関連ページ

・腰痛の改善について

・肩こりの改善について