「体力ある人」の意外な落とし穴

- update更新日 : 2022年10月25日
folder整体腰痛はりきゅう肩こり
体力ある人の肩こり・腰痛

体力がある人ほど、大きな病に倒れる…

疲労が溜まってもやりこなせる体力

学生の頃からスポーツをやっていたり、肉体労働など体を使う仕事をされている方は、体力に自信を持っている方が多いと思います。実際に筋肉もしっかりしていて、体力的に周りの人より優れていると思います。

このように体力に自信がある方は、周りの人が持てない重い物も平気で持てたり、人より動けて仕事量もこなせたり、少々睡眠時間が短くても乗り切れたりと、周りから「よく動けるね」「すごいね」「体力あるね」と言われることも多いかと思います。

ただ同じ人間ですので、疲労は溜まります。体力ある方は疲労が溜まっても動けるので、疲労を気にせずに動けます。

言い方を変えると、体力ある方は体力が無い方に比べて疲労を体に溜め込めむ事が出来るので、体力ある方のほうが疲労を溜め込みやすく、溜まっている疲労に気付きにくいともいえるのです。

体力無い人の方が、意外に健康な理由

体力が無い方は、疲労が溜まるとすぐに肩こりや腰痛など痛み症状が出やすいので、比較的疲労が溜まっていない状態で対処(治療など)して改善させるので、大きな病気や症状に悩まされにくいとも言えます。

ここが大きなポイントです。体力のある方は、体に疲労を溜め込む‟疲労タンク”が大きいので、疲労が少々溜まっても体は動きますし気になりません。体力が無い人が音を上げるくらいの疲労が溜まっても、今までと同じように動いて働けます。

ですが、さらに疲労が溜まっていき体力のある方の大きな‟疲労タンク”が満杯になった時には、体力がある方も音を上げて痛み症状に苦しみます。そして体力がある方は疲労を溜め込んだ‟疲労タンク”が大きい分、痛み症状なども強烈で中々治らない状態になっていることが多いのです。

我慢で体を壊すのは勿体ない!

ギックリ腰・ヘルニア・狭窄症・分離症など、体を少し動かすだけで強烈な痛みが出るこれらの症状は圧倒的に体力に自信があり我慢強い方が多いです。

そして、これらの症状が出るほど悪化した体は「治らない」とは言いませんが、それなりの治療を行わないと改善して行けません。

そして体力がある方によくみられるのが、体に自信があるので「痛み止めを使って動いていればそのうち治る」といった行動です。

確かに痛み止めを使って過ごしていくうちに『痛みが消える』瞬間が出てきます。ですがこれは体の感覚がマヒしている状態で、痛みが出ているのに感じることが出来なくなってしまっているのです。

本人的には痛みを感じてないので「治った!」と思いますが、マヒして痛みを感じないのは治っていないので、疲労を更に溜め込む状態になってしまいます。

体力に自信がある人もケア無しでは壊しちゃいます…

体力がある方は痛み症状など中々出てきませんが、症状が出たときはかなり悪化した時です。また痛みが消えても感覚がマヒして痛みを感じれない時は、治っておらず更に悪化させてしまいます。

体力が桁外れにあるプロスポーツ選手たちも体のケアをしっかりして、疲労の蓄積を解消しています。体のケアをする事で回復力が上がり、疲労の蓄積を解消できます。

ですので体力に自信がある方も「回復力」を高めるケアなどが大切です。