多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された方への鍼灸治療とは!?(2)

- update更新日 : 2022年04月27日
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笑顔の妊婦さん

【❷歪みを整えて筋肉の緊張を緩める(子宮や卵巣などの臓器も筋肉で出来ている)】

自分自身の体の歪みを気にしながら過ごされている方はほとんどいらっしゃらないと思います。ですが思っている以上に歪みは体に大きな影響をもたらします。

支え

建物に歪みが生じると、外側からの支えが必要になってきます。

体も同じで、歪みが生じると何かの支えが必要になってきます。その役目をしているのが筋肉です。体に歪みが生じている時にこれ以上歪みを酷くしない様に筋肉が頑張って支えているのです。それが筋緊張や筋肉の凝りとなってガチガチに硬まってしまうのです。その結果、硬くなった筋肉が血管を圧迫して血流が悪くなる事に繋がってしまいます。

子宮や卵巣などの臓器も筋肉で出来ていて、体の歪みがあるとその影響を受けてしまいます。子宮・卵巣を建物の一つの部屋と考えて下さい。

建物自体が歪むと、その中の一部屋一部屋は機能的に使えなくなります。建物の歪みにより、水道管が歪む事で水の流れが悪くなる事もあったり、電線が切れて電気がこない事もあります。そうなってくると水が流れずトイレに支障をきたしたり、電気が付かないので色々な作業がスムーズに進められなかったり、最悪作業自体がストップしてしまいます。

建物と同じで人の体も歪みが起こると臓器自体にも色々と支障をきたします。
歪みにより血流が悪くなれば、酸素などの栄養をしっかり臓器(子宮や卵巣など)に送る事が出来ずに、栄養不足の臓器(子宮や卵巣など)はしっかり機能出来なくなったり、神経伝達の状態が悪くなれば臓器(子宮や卵巣など)が本来の機能を果たせなくなったりします。

不妊で悩む方以外でも多くの方に歪みはみられます。ただ、自分自身でもその歪みに気づかずに過ごしている事で、歪みが原因で出ている頭痛・浮腫み・冷え性などの症状を持病として受け入れで、不具合が当然起こるかのように過ごされている方が多いです。

体の歪みを整えて、血流を良くして全身の筋緊張や筋肉の凝りを取り除けば、持病と思っていた頭痛・浮腫み・冷え性が楽になって行きます。そうして体質改善する事が、妊娠しやす体質へとも繋がっていきます。

不妊で悩まれている方は、見たく無いものや聞きたく無い事、知りたく無い事なども多いと思います。ですが、健康体質への体質改善は意外にも多くの気付き与えてくれるので、是非とも知ってほしい現実です。
その一つが歪みがもたらす体への悪影響です。

続く…