初めての不妊受診、どのタイミングで病院に? 〜妊娠までの道part1〜

病院受診のタイミング
受診の目安は?
「なかなか妊娠できない…」と悩み病院受診を考え始めた時、「どのタイミングで受診すれば⁉︎」という疑問も出てくると思います。
「このタイミングで相談して変に思われないかな⁉︎」「このタイミングで受診してまだ早いですよとか思われないかな⁉︎」など病気と違い不妊の悩みは自覚症状が無いので受診する判断が難しいのではないでしょうか。
ですが、不妊について悩んだら、そのタイミングで受診するのがベストなタイミングだと思います。
不妊症は自覚症状が無いので『不妊で悩む事』『体の現状を知りたい』という気持ちを受診の判断基準とすれば良いです。
ただ初受診の場合はとても勇気のいる事だと思います。「自分が妊娠し難い体」と診断されるはとても怖い事ですし、受診をためらう気持ちが出でくるのも自然な事です。
その中で受診する際の1つの目安として参考になるものがあります。WHOや日本産科婦人科学会が発表している『夫婦が妊娠を希望して性交を始めてから1年妊娠しないなら受診』と不妊受診の目安となる数値を発表しています。
世界のWHOや国の日本産婦人科学会が発表している基準ですので、受診判断の目安にするには参考にしやすい数字ではないでしょうか。
不妊医療も年々発達し、医療の力を借りる事で妊娠の障害となる年齢や機能不全などを乗り越えて妊娠・出産されている方も多くいらっしゃいます。
初受診は勇気いる一歩でも有ると思いますが、希望を持って受診する事が良い結果に繋がる一歩でも有ります。
35歳という数字的目安
妊娠に対して年齢で言うと35歳というのが体の変化という1つの基準とも言われています。
35歳を過ぎたら『夫婦が妊娠を希望して性交を始めてから6ヵ月妊娠しないなら受診』というのも米国不妊学会が提唱している基準数値です。あくまで目安ですが科学的根拠のある数字ですので、参考にしやすい数字の1つでもあります。
妊娠する確率
ちなみにですが妊娠する確率など「健全な男女が性交を始めてからの周期と確率」というデータとして出ています。これは妊娠を目指して性交を始めてから周期毎で妊娠する確率がどれ位変わっていくかという数字です。
例えば、性交を始めて『1~2周期で妊娠する確率は30%』ありますが、『10周期過ぎると5%』まで下がります。また「不妊である確率」は、性交を始めてから『1周期に妊娠しなかった中の20%が不妊の確率有り』とされ『12周期、妊娠しなかったら100%不妊である』という数字です。
ただ、ここでいう不妊は『医療の補助が無ければ妊娠し難い』と意味です。
夫婦の思いが最優先
上記に書いている事は、これまでの私の経験や不妊に関する数字データを基に記してある内容で「参考にして頂きたい一つの目安」です。妊娠は医療の力を借りたら100%というものではなく、その確率を上げる手助けになるものです。
もちろん鍼灸も同じポジションでありサポートするものです。
妊娠に対しては周りから色々と言われる事もあり焦ったり、ストレスを感じる事もあると思いますが、焦りやストレスは体の緊張を生み、逆に妊娠し難い体に成り兼ねないです。
その様なストレスから解放されるために病院受診されるのも1つの手段です。
ただ中には医療に頼らず夫婦で自然妊娠する事を望まれる方もいらっしゃると思いますし、それがご夫婦の判断であれば正しい答えだと思います。
最終的にはご夫婦の判断を最優先すべきです。このブログがご夫婦が判断される1つの参考になれば幸いです。