巻き肩・ねこ背を改善して美しい姿勢を作ろう!

- update更新日 : 2022年04月27日
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巻き肩やねこ背など普段の姿勢で悩まれている方は意外に多いもので、当院にも姿勢改善を目的に来院される方がいらっしゃいます。

特に営業職の方やホテル勤務など接客のお仕事をされている方は、姿勢を気にする職業でもあるので良い姿勢を保つためのメンテンナンスとして整体を受けに来られます。

一方で姿勢は普段の生活でも目に付くものなので、接客以外のお仕事をされている方も家族や友人など周りから指摘されたりして、気にする事が多いです。

その巻き肩やねこ背について、原因や改善方法などを今回のブログに書いていきます。

巻き肩・ねこ背の癖…、どう改善す!?

最近に始まった事ではありませんが、スマホや読書やパソコン作業など目を使う作業は、集中すればするほど巻き肩やねこ背などの前傾姿勢になってしまいます。

しかもスマホも読書もパソコンも長時間同じ姿勢で居る事が多いので、『巻き肩ねこ背姿勢』が癖になってしまい、これが”正常な姿勢である”と身体が間違った認識をしてしまうので、本人は鏡などを見るまでは『巻き肩ねこ背姿勢』に気付かない事も多いのです。

姿勢を意識している間は背筋を伸ばして、きれいな姿勢を作る事が出来ますが、姿勢を意識していないと元の状態に戻ってしまいます。

実は身体の姿勢を維持する筋肉は意識して動かせる筋肉と違う筋肉が働いているのです。

筋肉には2種類の筋肉がある。”意識筋”か”それ以外”か…。

少し難しい話になりますが、筋肉には2種類の筋肉があり意識して動かす『意識筋』無意識で動かす『無意識筋』があります。

“腕を上げる” “足を前に出す” “頭を傾ける”など、意識する事で動かすことが出来るのが『意識筋』です。

一方、心臓も筋肉で出来ていますが、心臓は動かそうと思わなくとも無意識で動いています。

この様に無意識で動く筋肉、『無意識筋』が働いて姿勢を保つ事が出来るのです。

  無意識筋 意識筋
筋肉が働く時 姿勢維持の時 動く時
姿勢に関わる筋肉 関わる 関わらない
筋肉のある部分 深い部分
(インナーマッスル、深層筋)
表面部分
(表在筋)
働き 無意識で働いてくれる 意識して働かす

要は、長い時間座っている時に「座っていよう」と意識しなくても長く座り続けらるのは、無意識に身体が姿勢を保ってくれているからなのです。

この時に働く筋肉が『無意識筋』です。

「筋トレ」しても「ヨガ」をしてもなぜ治らな!?

「筋トレ」や「ヨガ」をしても『巻き肩ねこ背姿勢』が直らないのは、「筋トレ」や「ヨガ」で色々な動作やポーズを取る時に使っている筋肉が『意識筋』だからです。

ですが『巻き肩ねこ背姿勢』を改善するには姿勢を作る時に働く『無意識筋』を弛める事が重要なのです。

どんなに頑張って筋トレやヨガを行っても『無意識筋』を弛める事は出来ないので、筋トレやヨガで巻き肩やねこ背を改善する事は出来ないのです。

整体師が伝える『巻き肩・猫背改善法!!』

改善のポイントと!?

ここで質問です!!
『人が意識して行う事が出来て、無意識でも行う事が出来る事って何でしょう!?』

なぞなぞの様な質問ですがこの回答が『巻き肩・猫背改善』に重要なポイントになります。

その答えは呼吸です。

呼吸は普段無意識で行っていますが、深呼吸を行おうと思ったら意識的に大きく息を吸って大きく吐き出す事が出来ます。

人の働きとして意識・無意識の垣根を越えてどちらでもコントロールできるのが呼吸です。この呼吸で身体をリラックスさせて、姿勢を作る無意識筋の緊張を弛める事が『巻き肩・猫背』の改善に繋がっていくのです。

改善方法!?

巻き肩や猫背は、前傾姿勢で肩や頭が前に出ている状態です。その状態で背中・肩・首の筋肉が固まって、それが当たり前の状態と身体が認識しているのが原因です。

なので仰向けに寝た状態で床に頭と両肩をしっかりと着いているのを確認して、大きく深呼吸していきます。深呼吸する事で無意識筋が弛んでいくのですが、頭と両肩が床に着いている状態で無意識筋が弛んでいくので自然と背筋が伸びて真っすぐな姿勢を維持しながら筋肉を弛ます事が出来るのです。

これを5分ほど繰り返す事で、身体にこの姿勢が本来の姿勢という事を認識させていく事が出来るので、普段の生活を送る時にも巻き肩やねこ背になる事なく背筋の伸びた姿勢を維持していく事が出来るのです。