腱板炎損傷

- update更新日 : 2022年04月27日
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腱板炎損傷ってどんな状態!?

関節は筋肉の状態が重要

関節は別々の骨が筋肉によって繋がっているので曲げたり伸ばしたりする事ができます。

この関節を繋ぐ筋肉ですが、硬過ぎたら曲げ伸ばしの動きがしづらくなりますし、逆に柔らか過ぎたら関節が外れやすくなってしまいます。

関節を繋ぐ筋肉は、程よい強度と程よい柔軟性がある状態が一番良いのです。

腱板損傷はどこを痛めているの?

肩関節の動きは上下・左右、回転させる動きも出来る関節で、股関節や膝関節に比べて複雑な動きが出来る関節です。

肩関節が複雑な動きが出来るのは、肩関節を上下・左右のあらゆる角度から支えている「肩甲下筋」「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」と4つの筋肉(腱)が連動しているおかげです。そしてこの4つの筋肉の事を総称して『肩板』というのです。

腱板損傷とはこれら4つのうちどれかの筋肉が損傷又は断裂した状態の事なのです。

肩関節は自由度が大きく、あらゆる角度に動かす事ができます。逆に言えば、それだけ肩関節を支える4つの筋肉にも負担を掛けることにもなってしまいます。

腱板損傷は負担が掛かり過ぎた4つの筋肉のうちどれかの筋肉に炎症が起こったり断裂してしまうことで痛みが出たり、動かせなくなる症状が出てしまうのです。

断裂しても大丈夫なの!?

病院の治療において、腱板(4つのうちどれか1つ)に断裂があっても肩関節を動かす(腕を上げる動作など)のに支障が無ければ、保存療法といって手術などせず、痛み止めなどの薬で抑えていく方法もあります。

腱板を断裂したとしても肩関節を動かす事が出来る時は、断裂部位より痛みの原因となる炎症を抑える事で辛い状態から解放されて行きます。

断裂の度合いにもよりますが、腱板(4つのうちどれか1つ)に断裂があった際、必ず手術をしないといけないというものでは無いという事です。

手術しないという選択もあるという事

筋肉(腱)の断裂と聞くと大事の様に聞こえますが、腱板損傷(断裂)といっても筋肉まるごと断裂したわけではなく部分的に断裂している事の方が断然多いです。

部分的な断裂であれば残った筋肉(腱)で強度を保てる事も多いので、病院においても手術しないという選択もあるのです。

ただ、肩板損傷において一番辛いのは「動かすと痛い」「痛みで寝れない」などの『痛み』だと思います。この痛みですが、何度も言いますが原因は炎症です。

炎症を取り除く事で痛みを軽減できます、更には腱板損傷の状態でありながらも炎症が起こる根本の原因を取り除く事で、炎症が起こらない状態になれるので、痛みの心配が無くなります。

健康的に毎日を過ごすのであれば、痛みの原因の炎症、更には炎症の原因を取り除く事が重要になってきます。