東洋医学からみる花粉症

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花粉症は体の中で何が起こっている?

花粉症は体内の水の巡りが悪くなっている!?

東洋医学において花粉症は胃腸などの消化器が弱下した『脾虚証(ひきょしょう)』状態になる事が主な原因とされています。

『脾虚証(ひきょしょう)』状態になると体内の水(リンパ液など)を流す力が弱くなり、水分代謝も下がります。

『消化器の弱化』→『脾虚証(ひきょしょう)』→『水分代謝低下』→『花粉症』という流れです。

炎症による熱を排出する水

水分代謝が下がると汗・尿・便など体内の熱を外に出す事が上手く行かず体内に熱が籠ってしまいます。

こうなると、花粉症によって炎症が起こっても熱を外に出せないので、「くしゃみや鼻づまりなどの鼻炎」「目のかゆみなど目の炎症」という炎症状態が続いてしまいます。

体としては炎症による熱を少しでも外に出したいがために、くしゃみ・涙・鼻水などで水分と一緒に熱を排出しています。

体の中では『水分代謝低下』→『熱が籠る』→『アレルギー炎症が起こる』→『くしゃみ、涙、鼻水(花粉症症状)』という流れでアレルギー症状が出ているのです。

脾虚証(ひきょしょう)改善からの、花粉症対策

東洋医学的にみると脾虚証(ひきょしょう)状態を改善して水分代謝をスムーズにする事が花粉症の症状を抑えるカギとなります。

その為には消化器などの胃腸を整える事が大切で、「胃腸状態」の目安となるのがお通じです。

理想はバナナ便です。バナナの様な便が毎日出るようであれば「胃腸状態」が良く、安定した状態と言えます。

花粉症で悩まれている方は腸活に取り組んで消化器を整える事を大切にされてみて下さい。