春眠(しゅんみん)、暁(あかつき)を覚えず

日本予防医学協会が、「4月に感じやすい不調」というアンケートをとってランキングを発表しています。(アンケート結果は下の通りです)
- 昼間眠い
- 身体がだるい
- イライラする
- 肩がこる
- 気分が落ち込む
- ゆううつ感
- 倦怠感
- 目覚めが悪い
- 不安感
- 腰痛
1位となった「昼間眠い」ですが、春に眠気が増すというのはしょうがない部分があります。
また睡眠不足はランキングされている他の症状にも繋がるので気を付けたいところです。
「春眠(しゅんみん)、暁【あかつき)を覚えず」とは
「春は寝心地良く、日が昇ったのも覚えずいつまでも寝てしまう」という言葉です。
この言葉の様に春になって「眠気が取れない」という方も居るのではないでしょうか。
睡眠が気持ち良くて長く寝るという方は良いのですが長く寝ても「まだ眠い」「怠い」元気が出ない」というのは、東洋医学でいう「嗜睡(しすい)」かもしれません。
嗜睡(しすい)とは、昼夜問わず強い眠気があり知らずに眠ってしまう状態
「嗜睡(しすい)」!?「脾虚証(ひきょしょう)」!?
胃腸の不調が原因!?
「嗜睡(しすい)」は、「脾虚証(ひきょしょう)」と言って胃腸などの消化器が弱ってると出てくる状態です。
水分代謝が悪くなって、汗をかく量が少なかったりすると余分な水を体外に出せないので体内に水が増えてしまいます。
そうなると体内が水浸しになり、余分な水が胃腸を冷やして消化器が弱ってしまうのです。
冬に比べて春は湿度が高くなる時期です。水分代謝が悪い方は、湿度が高くなる春に「寝ても怠さが抜けない」という症状が強くなってしまいます。
嗜睡(しすい)を改善して春を楽しむ
春になり眠気が増して、日中に「まだ眠い」「怠い」「元気が出ない」など感じる方は嗜睡(しすい)」状態かもしれません。
この様な「嗜睡(しすい)」状態でお悩みの方は
- 汗をかく事
- 消化の良い食べ物をとる
などが体質を変えて調子を整えるポイントとなります。
春という気持ちいい季節を楽しむためにも元気な体作りをしていきましょう!