慢性的な痛みが取れない

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我慢しても治らない

体は痛みを隠す

常に「腰が痛い」「肩が凝る」「膝が痛い」「頭痛がする」など、何年何十年と慢性的な痛みで悩まれている方がいます。

その様な方々の体を診てみると痛みを訴えている部位だけでなく、他の部位の筋緊張も強い方がいます。

人によっては痛みを感じている部位より、他部位の筋緊張が強い方もいます。

肩こりの原因が腰痛!?

例えるなら、強い肩こりで辛い日々を送っている方が実は腰の筋緊張が強く、いくら肩の治療をしても治らなかったのが腰の治療をしたら肩こりも治ったという感じです。

体は痛みが慢性化していくと隠すようにできているのです。

(1)体は痛みを毎日毎日感じるのが辛いので、痛みを感じずに済むように感覚マヒを起こして痛みストレスから解放するように働きます。

痛みさえ感じなければ体を動かせるので、仕事や家事・育児を続けらます。

(2)痛みを感じないだけで筋緊張は残ったままなので、その筋緊張部位を他の部位がかばいながら生活する事になります。

かばっている筋肉は通常以上に負担を負う使い方になるので、疲労も溜まりやすく筋緊張を起こして次の痛み部位へと変化していきます。

慢性的な状態はこの(1)(2)を繰り返す事で筋緊張の部位が増えていき、痛みが移動したりシビレに変化していくなどして中々治らない状態になっていくのです。

痛みが消えたら治ったという勘違い

一般的に「痛み」の有る無しで治った治ってないを判断していがちですが、痛みを感じなくなっても筋緊張が残った状態で治っていない事は多々あります。

ギックリ腰を何度も繰り返して「ギックリ腰が癖になっている」と言われる方がいますが、癖になっているのではなく、痛み感覚のマヒ状態で一時的に痛みが出ていないだけです。

ですので治っていない状態でありながらも痛みを感じないので、筋緊張がありながらも腰に更なる負担を掛けて再発した時は前回より強い痛みが発生するのです。

毎日元気でエネルギッシュに過ごすために

人の体はうまくできていて、痛みを感じたくないので痛みを隠すシステムを備えています。ですがそれは諸刃の剣で、痛みの慢性化を生むことにも繋がってしまうのです。

だからこそ自分自身の体を大切にするためには痛みを我慢せずに早めに対処するのが大切です。

人生80年時代の今だからこそ「痛い痛い」と言いながら長生きするのではなく、快適な身体状態で長生きする方がより良い人生にする事ができると思います。

楽しい人生を送るためにも「我慢」でなく「メンテナンス」を大切にされて下さい。