介護士の『腰痛』『肩こり』 〜職業別輝く身体作りシリーズ2〜

- update更新日 : 2022年04月27日
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介護士の方々は身を削って仕事をされている!?

私は元々訪問マッサージで高齢者施設に出入りしており、介護の現場も見てきました。その中で多くの方がコルセットやゴムバンドを腰に巻きながら仕事をしており、体に痛み抱えていない方は居ないのでは無いかという感覚でした。

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これから超高齢社会に進んでいく中で介護士の人材不足も問題になっていますが、介護士(人数)不足による労働力(仕事量)不足が現在働いている方に負担が回り、現場の介護士への肉体的負担が更に大きくなっているのもよく聞く話です。

当院ではそんな介護士の方が体に不安なく笑顔で仕事をして頂ける体作りのサポートをしております。

介護士は肉体重労働

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介護士が4日以上の休業を要する職業病の約6割が腰痛で、この『介護士の腰痛』による休業は10年の間で約2.7倍にまで増えているそうです。

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介護士の方が腰痛を起こす一番の原因はやはり人を抱える動作時でこの動作を日に何回も繰り返す事が腰への負担になり、腰痛を引き起こす原因となってしまいます。

介護士の方々を痛み知らずの元気な身体にしたい!

介護士腰痛のメカニズム

人間は2足歩行をおこなう生き物で、基本的に左右のバランスを取りながら生活しています。私たちはこの左右バランスを取りながらの生活を当たり前の様に無意識で行っていますが、実は超高等技術を使いながらの生活を送っているのです。

その超高等技術である2足歩行の左右バランスを取る一役を担っているのが、左右対称にある筋肉です。両腕・両足もそうですが胴体についている筋肉も左右対称にあり、左右バランスを無意識で取ってくれているのです。

ですが介護職などの肉体労働は瞬間的に力を入れたり、無理の掛かる体勢で力を入れたり、力を入れながら捻る動作をしたりなど左右非対称な体の使い方(筋肉の使い方)をしてしまいます。この様な動作が続くと左右バランスの悪い筋緊張状態(筋肉の凝り)になり、更には骨格の歪みにまで発展してしまいます。

腰痛知らずのポイントは〇〇筋

介護職の人を抱える動作で特に重要な筋肉が、骨盤に繋がっていて体の左右バランスの中心的存在である‶腰方形筋”です。

腰方形筋

腰にある大きな筋肉で、人を抱える時など腰を曲げながら力を入れる動作時に使う筋肉です。介護職をされている多くの方は、この腰方形筋が緊張(凝り)していて左右バランスも悪くなっています。

この腰方形筋の左右バランスが悪くなると骨盤の歪みにも繋がり、体全体のバランスも崩して腰に限らず肩こりや頭痛など二次的痛みにも繋がってしまいます。

体の歪みを作っているのは、左右対称にある筋肉がバランスを崩し左右非対称になってしまう事で骨格をも歪めてしまうからです。そのバランス崩す根本原因となる筋肉が腰方形筋なのです。

整体&はりで仕事が楽になる身体作り

そんな痛みの原因となる歪みに対して当院では『整体』と『はり』を組み合わせた施術を行っています。整体により左右のバランスを崩した筋肉の緊張(凝り)を取り左右バランスを整えて行きます。ただ、整体により体の左右バランスが整っても体の深い部分にある慢性的な筋肉緊張(凝り)は残っているのです。この慢性的な筋肉緊張(凝り)が残っていると、筋緊張(凝り)に引っ張られてまた体が歪んでしまいます。その深い部分になる筋肉緊張に対してはりを施して筋肉を緩める事で、筋肉が柔らかい状態を長期間維持する事が出来るのです。

介護士の方々は人手不足やシフトの関係から簡単に仕事を休めず、治療にだけ専念というのも難しい状況です。だからこそより短期間で改善できる『整体』と『はり』を併せた施術が合うように感じます。

より多くの方が快適な状態でやりがいのある介護職を続けられるよう、引き続き介護士の方々のサポートをおこなって行きます。

関連ページ

・腰痛の改善について

・肩こりの改善について