保育士さんの腰痛

- update更新日 : 2022年04月27日
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腰に負担の掛かるお仕事

保育士のお仕事は腰を痛める動作が多いので、腰痛で悩まれている保育士さんも多いです。現に腰痛で当院に来院される保育士さんも多いです。

保育士さんの腰痛原因として

  • 子供に目線を合わせる中腰姿勢が多い
  • 子供を抱っこする事が多い
  • 年長さんなど体が大きい子も遠慮なく飛びついてくる
  • おむつ替え時のしゃがみ姿勢
  • 長時間の事務作業

など、基本的に子供に合わせた姿勢での動作が多くなるので、どうしても腰に負担が掛かってしまいます。

「腰痛」は大きな問題

保育士さんは若い年齢の方も多いですが、年齢的に若くても腰痛が出て辛い状態でお仕事を続けている方も多いです。

更には腰痛を含めた体調不良が離職原因にもなっています。(保育士さん離職理由3位)

保育士さんは「子供が好き」という理由で成られた方が大半だと思います。

せっかく好きな事を仕事に出来ても、腰痛など発症して辛い身体状態で仕事を続けるのは大変です。

ましてや好きなお仕事を体調不良を理由に離職される事はもっと辛いと思います。

保育士さんの腰痛予防

保育士さんの腰痛原因は?

保育士さんが腰痛を起こす一番の原因は”前屈み姿勢(まえかがみ姿勢)”が多い事です。

子供と向き合っている時は常に前屈み姿勢になりますが、この前屈み姿勢をする時に腰の筋肉が上体を支えています。

前屈み姿勢も一日数回でしたら腰への影響もありませんが、毎日何十回、何百回と続けたり、前屈み姿勢で子供を抱いたりしての動作となると腰への影響は相当なものになってきます。

1人で何人もの子供をみているとゆっくりする暇も無いので、腰が辛くても常に前屈み姿勢を続けなければなりません。

保育士さん腰痛予防~深呼吸(腹式呼吸)~

そんな息つく間もなく腰に負担が掛かってしまう保育士さんですが、腰痛予防法として効果的なものも1つが「深呼吸」です。

保育士さんは子供を預かる責任と、子供たちがケガしない様にと緊張した中での仕事だと思います。

この責任感や緊張感により無意識の中で身体に力みが生じます。この力みが腰の筋肉を更に硬くして、腰痛を更に悪化させる原因ともなっているのです。

この感情的な力みですが、頭で力を抜こうと意識しても抜けないです。そんな時に深呼吸が効果的なのです。

深呼吸する事で感情と身体を切り離す事が出来るので、自然と身体の力を抜く事が出来て筋肉を緩めることが出来るのです。

仕事の合間や出勤前、終業後のちょっとした時間を使って深呼吸するだけで体をリラックスさせる事が出来ます。この深呼吸を毎日続ける事で腰痛予防にも繋がっていきます。

背屈ストレッチ

『曲がるんだったら伸ばせばいい!!』と言う事で、ちょっと強引な感じに聞こえますが、普段行う前屈み姿勢の逆になる背屈ストレッチが、硬くなった腰の筋肉を弛めるのに効果的です。

ゆっくり息を吐きながら伸ばして行くと、縮んでいた部分が伸びていくので気持ちよく感じます。この”気持ち良さ”を感じる事で体は更にリラックス出来ので、より体が弛んでいく事になります。

腰痛知らずの笑顔に

痛みがあるのが当たり前状態から痛みが無くなると、それだけで笑顔が増えると思います。どのお仕事もですが好きな仕事を思う存分できる事は幸せです。

子供が好きで保育士さんをされている方が、腰痛などの体調不良で仕事を辞められるのはもったいないです。好きな仕事を続けられる身体作りの為にも腰痛予防の「深呼吸」と「背屈運動」をぜひ生活の中に取り入れてみて下さい。

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