春に出る腰痛

春の腰痛にご注意
春の腰痛とは!?
春は季節がら腰痛が出やす時期でもあります。冬場は寒いので身体を動かす事も少なく、筋肉が硬くなり関節の可動域も狭い動作になっています。
その冬が終わり春が来て温かくなると身体を動かす事も多くなり、日常生活内での動作も自然と関節可動域の広い大きな動きになってきます。
そんな一つ一つの動きの軸となるのが腰です。腰で身体バランスを取ったり、腰をひねったり、腰に力を入れて重い物を持ったりします。
冬に硬い状態となっていた筋肉を春になっていきなり動かしだすのですから、準備運動もせずにスポーツを始める様なものです。
自分の身体ですが、季節の変化で筋肉の状態や動きが変わっているのが分からないので、春になって腰を痛める方が多く出てくるのです。
春に起こるぎっくり腰の原因
冬に溜まった毒素
更にいうと毎年春にぎっくり腰を起こす方も多くいらっしゃいます。これは温かくなっていきなり身体を動かす事が原因でもありますが、もう一つ大きな原因が加わっています。
東洋医学的に冬場は「溜め込む時期」です。厳しい寒さを凌ぐために、自然界の中では虫や動物が冬眠したり、動物が体に脂肪を蓄える時期です。
ですので冬場は無駄なエネルギーを使わず身体に溜め込む時期という事で、「発散力」や「代謝力」が低下して、毒素が筋肉など身体に溜まっている状態なのです。
冬場体内に溜まった毒素を排出するのが春です。この毒素を体外に出し切る前に、運動やちょっと無理をしてしまうと筋肉がロックして動けない状態となってしまいます。
この様な原因でぎっくり腰が起こってしまうのです。
春によくぎっくり腰を起こすという方は、この様な原因で繰り返しているのです。
ぎっくり腰にならないための注意点
対策としては春になり温かくなってきたら、軽い運動などで汗をかいて毒素を外に出す事、いきなり激しい運動や関節を無理に伸ばすストレッチを行わない事です。
春という気持ち良い季節、腰痛に苦しむ事なく楽しむ為にも身体を大切して過ごして下さい。